なぜ『借地権』が必要?

住居は生活するために必要ですが、それ以上に必要なのは、その住居をいつまで管理することが出来るかという点です。私達が住んでいる家は、そもそも3年や5年で手放すようなものでもありません。可能であれば30年、40年もその家を用いることができるかもしれません。勿論耐久性の問題もありますが、家はある程度長期で利用することを目的として立てられるものなので、私達誰もがその相応の覚悟を持って管理することとなります。

私達が管理するのは、単に家という物件だけではありません。ここでは『不動産』に当たる、土地のことも考えなければならないのです。例えば、新しく家を建てる時にはその家を建てるために土地が必要ですが、土地を持っていないので『借りる』ほかありません。そこで、その土地を持っている人と『借地権』契約を結んで20年、30年以上その土地を借りることが出来るようにします。土地を借りると言うことは、もちろん返却しなければならないと言うことでもありますが、その心配は、『更新』制度によってする必要はありません。どちらにしても、借地権があれば私達は土地に住居を建設することができるのです。

もちろんそれは個人だけでなく、様々な商業施設を建設する際にも同じことが言えます。同じように土地を借りて、建設する必要があります。そういった問題に関する『借地権』に関しては、知っておくことによって、私達が住んでいる家がどのような経緯で建てられるのか、という点を知ることになります。